近年、総合型施設、特化型施設、24時間型施設など様々な形態で全国各地に続々と新規出店されているフィットネスクラブ。大手・ベンチャー問わず、ほとんどの企業で新卒・中途・アルバイトともに求人倍率の高い人気業界です。

身体を動かすことが多い職種のため、業界全体の傾向として若い人材を求めていることがわかります。新卒の場合は現場感覚を養うためにも店舗勤務からスタートしキャリアを積んでいくことが一般的です。

フィットネス業界では、新卒採用と同様に中途採用についても積極的に採用を行なっています。中途採用であっても職種や業界未経験者を歓迎する求人や学歴不問とする求人も数多く、採用市場の中でも比較的転職はし易い業界と言えるため、キャリアチェンジを考える際の候補にされる方も多い傾向にあります。

ただし、身体を動かすことが多い仕事柄、募集内容には「20代が活躍中」「若手、第二新卒歓迎」などといった表記が多く見受けられます。フィットネス業界への転職を考えてるのであれば、出来る限り早めの転職活動がおすすめです。

実はインストラクターやトレーナーのような専門職であっても、必ずしも特別な資格を必要とするわけではありません。
そのため、求人を募集している企業の中には資格・学歴不問としているケースも少なくありません。
しかし、大手企業の場合は基本的には大学院卒・大卒・短大卒・高等専門学校卒・専門学校卒であることが条件となっています。スポーツを扱う業界ですので、やはり学歴としては大学院・大学・短大であれば体育系の学部や健康系、専門学校であればスポーツ系の専門学校が、そして店舗業務においては、接客やサービス業としての要素が多いことからサービス系の専門学校などが比較的有利と言われています。

「身体を動かすことが好き」「健康への関心度の高さ」というのを大前提とし、自分自身がスポーツを通して得たこと、印象的な出来事、スポーツに対する熱意を伝えることはもちろんですが、特に重要視されるのは、コミュニケーション能力、そして人間力です。
スポーツジムにとって大切なお客様の身体に触れ、身体の悩みや希望に寄り添うことが前提の職種となります。過去の経験をただ語るだけではなく、どう人と関わっていきたいか、人との繋がりについても盛り込みながら、入社した後の活躍ぶりを想像してもらえるようアピールすることをお勧めします。