履歴書を書くときのポイント

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履歴書を書くときのポイント

新卒時と転職時では、履歴書の書き方は異なってきます。
新卒時の履歴書ではマナーや基本ルールを守りながら、人間性や熱意が伝わるように、転職時は、基本的には新卒時と同じですが、社会人経験があることを踏まえると新卒時以上に自分の経験、スキルが十分に伝わるように書くことが大切です。特に、職歴など新卒時にはない欄があるのでわかりやすく記入し、かつしっかりPR出来るようには書くことが望まれます。さらに最低限、社会人としてのスキルは備わっているか判断されるので、書類を提出する際の不備が無いように気をつけましょう。

【履歴書を書く前に知っておきたい!履歴書の前提条件】

1. 履歴書には形式・種類があるのでフォーマットを検討しましょう
「JIS規格」「一般用」「転職者用」のように、履歴書の形式種類は、人によって様々です。まずは自分に合ったフォーマットを見つけましょう。

JIS規格:社会人経験が長い方向き
一般用:自己PR欄の項目が多め、社会人経験の浅い方向き
転職者用:退職理由の説明も述べられる、転職経験が多い方向き

履歴書の書き方の基本は、書式の項目に沿って空欄を作らず書くことです。
空白を作らないようにするために、上記の中から自分の経歴にあったフォーマットを使用することがポイントです。たとえば、経験が比較的浅い転職者の場合、職務経歴歴よりも、自己PRや志望動機の項目が多く占めている「一般用」のフォーマットを、転職経験が多い方は、退職理由を書く項目が多い「転職者用」を利用しましょう。

作成方法は、「手書きでもパソコンでもかまわない」という企業がほとんどですので、履歴書作成に充てられる時間などを考慮してどちらかを選ぶようにしましょう。ちなみに、手書きのメリットは、「個性が出やすい」「文字から人柄が伝わる」、反対にデメリットは「文章が読みづらい場合がある」「作成に時間がかかる」などが挙げられています。
パソコン作成のメリットは、「文字が読みやすい」「作成時間を短縮できる」「パソコンスキルを証明できる」などで、デメリットは「文字から熱意や志望度の高さを伝えられない」「手書きを評価する企業の場合、評価に繋がらない恐れがある」と言われています。

それぞれのメリット・デメリットを理解しきちんと考えた上、作成方法は自分で選びましょう。

【履歴書の書き方 項目別ポイント】

【履歴書の書き方 項目別ポイント】
●「日付」の書き方
郵送での提出日、もしくは持参日を書きます。「年」は元号が一般的です。
「月」だけ書き「日」を省略するのはNGです。

●写真の選び方・貼り方
履歴書に使う写真については、3つのポイントに気をつけましょう。

① 履歴書用写真の基本ルール
必ず履歴書や証明書用などを目的に撮影した写真で、直近3ヶ月以内の撮影したものを使用しましょう。社会人らしく身なりを整えて撮影した写真を選んでください。

② 履歴書用写真のサイズ
サイズは、「縦36~40mm、横24~30mm」が一般的なサイズです。
写真店で撮影したのであれば、指定したサイズにカットしてくれるので利用しましょう。

③ 履歴書用写真の表情
写真を選ぶ際は、もちろん好印象を与える写真を選びを。
顎が少し引いているか、目がしっかりと開いているか、歯を見せない用に口を閉じながらも口角が上げているか。笑顔になりすぎない程度の柔らかい表情が好ましいとされています。

●「学歴」の書き方
中途採用の場合、高校卒業から記入します。高校なら〇〇科、大学なら学部まで記入。
転職志望先にPR出来る専門性があれば、「〇〇専攻」などPRしましょう。
留学経験がある場合は、留学先・期間も明記しましょう。

●「職歴」の書き方
職歴(職務経歴)は中途採用・転職に非常に重視されるポイントです。
正式な会社名を書き、年を追って支店や所属部署、担当業務を書きます。
できるだけ職歴の豊富さや深さをPRしましょう。履歴書の職歴は、転職の場合必ず別途提出する「職務経歴書」につながるように見出しとして書いていることを忘れずに。

●「資格」の書き方
一番理解を得られるのは公的資格です。
民間団体の資格もあれば記入しますが、その場合は発行団体名を記入しましょう。
志望先が募集要項で求めている資格や業務に関係ある資格がベストですが、仮に関係なくても自分が習得してきたことやバックグラウンドの証になります。守備範囲の広さとしてとしてPRするというのも方法です。ですが、業務に特別関係がない資格をむやみやたら記入するのは逆効果となることも。きちんと精査をしてから記入しましょう。

●「志望動機」の書き方
以下を重点的にあなたの言葉で表現出来るか考えてから記載しましょう。
・同業他社の中でなぜその会社を志望するか
・なぜその仕事や業種を志望するのか
・あなたのスキルは会社でどのようにして活かせるか
基本は自分が得たスキルや経験を貴社に活かせるという趣旨がベストです。
志望する会社の事業内容、成長性などへの興味、関心も志望動機を書く際のポイントとなります。
志望動機欄はスペースに限りがあるので、箇条書きにし「以下の理由で貴社を志望致しました。」と簡潔に書き、詳細は職務経歴書で述べるようにしましょう。
また書いた内容は面接でも質問される項目です。口頭でもきちんと語れるよう練習をしておきましょう。

●「趣味・特技」の書き方
業務に関係のある趣味が一番いいのですが、関係なくても人間的な幅や広がりの参考となります。ユニークな趣味は、話の掴みになる可能性もありますので記入しましょう。

●「本人希望欄」の書き方
「貴社の規定に従います。」が最も適切な表現です。給与や休日など労働条件面での希望を書きがちですが、どうしても譲れない希望があればこの欄では書かず、面接時に事情を言って相談するようにしましょう。

【知っておきたい履歴書の基本ルール】

履歴書に書いた内容は職務経歴書とともに、それを材料にして面接時の質問項目となります。
この基本ルールを押さえ、自分の経験やスキルが十分に伝わることを意識して書くのが大切なポイントです。

<履歴書の基本ルール>

① 虚偽の記入は絶対してはいけない
履歴書は入社後、人事部に残される正式書類です。
よって守らなければならないことは、「虚偽の記入は絶対しないこと」です。仮に入社しても、後で虚偽が判明した場合は、解雇になる場合もあります。

② 学歴や職歴も空白期間が合っても順番に学歴も職歴も順に年数を追って書く
もしあまり記載したくない期間があったとしても、抜かして書くことによって空白の時間に対し逆に不信感を持たれ、面接での質問対象になることが多々あります。またアルバイトも職歴となりますので漏れのないようきちんと書きましょう。まったく職歴のない空白期間は「就職活動期間」や「自己啓発期間」などと表現をすること、そして詳細は面接でしっかり話すことを踏まえて準備をすれば問題ありません。

③ 語調については、「です」「ます」を用いて記入「特技:なし」などの断定的な書き方は、好印象にはなりませんので、「特にありません」と表し、「です」「ます」を用いた丁寧な文章を記載しましょう。