フィットネス業界でのキャリアパスとは

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フィットネス業界でのキャリアパスとは

スポーツインストラクター・トレーナーの多くがフリーランスになる一方、同じスポーツクラブやフィットネスクラブで「社員」として在籍し働き続けることも、キャリアステップの選択肢と言えます。
それぞれどんな働き方があり、どんなキャリアパスがあり、そして自分がどのような未来を描いていきたいか考えてみましょう。

【フィットネスクラブの主な雇用形態別と職種】

雇用形態は下記の3通りです。
正社員(契約社員)/パート・アルバイト/フリーランス(業務委託)

そして平均的な内訳は、パート・アルバイトが6割~7割、残り3割が正社員という比率となっており、さらに職種別で細分化してみると、インストラクター・トレーナが人員の約7割、管理・営業担当は1割強です。つまり、少数の正社員が多数のアルバイトトやフリーランスのトレーナー・インストラクターをまとめて運営していることになります。そして、さらに少数の正社員が本社・本部の仕事にあたっています。

社員として働く場合、一部の企業を除いて、新卒の正社員としてフィットネスクラブ経営企業に入社した場合はインストラクター・トレーナー、またはフロントスタッフとして任意の店舗に配属となるのが一般的です。その後、それぞれのキャリアを数年かけて一本道で高める場合、両方のキャリアを積む場合がありますが、その多くは、サブマネジャーになるケースがほとんどです。
能力や適性の判断にはよりますが、サブマネジャー、マネジャーを経験した後は、本社や本部に異動となり、営業統括、店舗開発、施設維持、マーケティング(広告宣伝・広報など)、教育・プログラム開発、人事・総務の仕事へとキャリパスを果たしていきます。

【フリーランスという働き方】

【フリーランスという働き方】
インストラクターやトレーナーは技術職でもありますので、自分のスキルを伸ばしていくことで活躍できるチャンスは当然増えていきます。しかしながらスポーツインストラクターやトレーナーには、実はわかりやすいキャリステップやキャリアパスというものがありません。フリーランスになる場合の一般的流れは、まずはフィットネスジム等で指導方法や接客を学び、レッスンに必要なライセンスを取得します。そして、お客様との接点を増やしながら経験を積みその後にフリーランスとして独立に至ります。

フリーランスのほうが収入面に期待が持てるといわれている半面、収入の安定についてはよく考えなければならない部分もあります。そこにはトータル的なバランスで働き方を決める努力や工夫が不可欠です。1日複数のレッスンを担当する数をとるか、レッスンのコマ数は減っても、パーソナルを中心に1時間あたりのレッスンの「単価」をとるのか。また、活動を安定させていく方法として、自分の施設を持つこと、団体の設立などの戦略も考えることがポイントになります。

【キャリアを自分で描く必要性】

同じ施設に所属し続けている場合、年齢とキャリアによって管理業務や裏方に回る場面も多くなり、レッスンの現場に出る機会が減るケースもあるようです。そこでは、裏方でフィットネス業界を支えていくのか、現場でトレーナとしての活動をしていくのかという判断をするシーンが出てくることでしょう。自分が、フィットネス業界のどの部分に興味を持ち、どの分野で働いていきたいのか、キャリアの築き方が多様であるからこそ、選択するべき時期が来たら自分の意思確認、そしてフィットネス市場全体について考えてみましょう。